しろまるです。
勉強の一環として、次の本を読みました。
この本は以前レビューした新高値ブレイク投資術と同様な投資法について書かれています。

新高値を取った銘柄を、勢いがあると判断し、購入する投資法です。
今回は、その内容を三つに絞って紹介します
なぜ新高値銘柄に注目するか
この投資法の肝である新高値を選ぶ理由について触れられています。
つまり、株価が新高値になったということは、その会社が 新しい時代に入ったことを意味します。市場が新高値になったということは、新しい時代がやってきたということです。これから具体例を示しながら話を進めていきましょう。
林 則行. 伝説のファンドマネージャーが教える株の公式 (Kindle の位置No.652-653). ダイヤモンド社. Kindle 版.
引用文にもあるように、新高値銘柄を購入する理由を具体例を交えて書かれています。
私の解釈では、新高値を取った銘柄を選ぶ理由は、新高値を取るということは会社の状態が良いということを示すからです。
株価が会社の状況を表すのであれば、新高値を取ったということは今まで以上に状態が良いということがあります。
また新高値を取る裏には、何かしらの変化があります。DUKEさんの書「新高値ブレイク投資術」ではビッグチェンジと呼ばれているものです。
今まで株価を形成している情報から、大きな変化があり、皆の注目が集まるため、株価が上昇していくのだと思います。
私はこのような点から新高値銘柄を購入する手法を選んでいます。
銘柄の選び方
新高値を取った銘柄がすべて今後も上昇するわけではありません。
どのように新高値を取った銘柄から、購入する銘柄を選定する方法についても書かれています。
本書から引用します。
林 則行. 伝説のファンドマネージャーが教える株の公式 (Kindle の位置No.1403). ダイヤモンド社. Kindle 版.第一段階長期の業績が安定的に成長しているか第2段階直近の業績が爆発的に伸びているか第3段階業績成長の揺るがない理由があるか
各段階について、これも具体例を挙げながら説明されています。
第一段階では、成長性と安定性に注目し、第二段階では、直近の業績の伸びに注目して、足切りを行います。そして第三段階で今後もその成長が続きそうかを判断し、購入銘柄と選定するという流れです。
ここでの注目ポイントは、直近の業績が爆発的に伸びているかということです。
新高値を取った銘柄は、新たなステージに入ったことを示しているのです。
つまり今までの成長を超える成長が認められたからこそ新高値を取ったのです。
そしてそれが今後も続くと思われため、株価が今後も伸びていくこととなります。
この爆発的に伸びているかに注目して銘柄選びをしていきたいと思います。
売り方は公式に従え
本書は、売り方についても書かれています。
本書の投資法は、長期的に業績が向上する銘柄を選定して、長い期間にわたって保有し、大きな利益を上げるもので、日々トレードを繰り返す方法ではありません。しかし、株価の動きに加速度がついている以上、中長期の投資とはいっても、その売り方の本質は「飛び降り」なのです。
林 則行. 伝説のファンドマネージャーが教える株の公式 (Kindle の位置No.2278-2281). ダイヤモンド社. Kindle 版.
また
売りのルールをあらかじめ決めておき、それに従順に従うことが最良の方法です。
林 則行. 伝説のファンドマネージャーが教える株の公式 (Kindle の位置No.2321). ダイヤモンド社. Kindle 版.
売りのルールは次の三つが挙げられています。
損切
ファンダメンタルの悪化
テクニカルの売りサイン
私が売買時に参考にしているのは、テクニカルの売りサインで紹介されている売り圧力レシオです。
売り圧力レシオは、次の式で計算できます。
$$売り圧力レシオ=\frac{売り株数の合計}{買い株数の合計}$$
売り圧力レシオが1を超えると、売りたい人が多くなっていることを示しています。
このレシオが1.15程度となったら売りが多く株価が下落していくと判断し、売却するのがルールです。
過去フィルカンパニーはこの手法で売却し、さらなる損失を防いでいます。

実践すること
この本を読み、投資へ実践することをまとめます。
銘柄選定方法を試す
本を読んだだけでは、自分の身になりません。何回かこの本にかかれていた方法を使って銘柄を選定してみたいと思います。
実践することで自分のものにすることを狙っています。
また銘柄選定の際には、今まで別の本で読んだ内容も踏まえつつ行ってみたいと思います。
損切ルールを確立する
すでに、この本に書かれている売り圧力レシオを使用して売却の判断をしていますが、様々な本を読み損切の大切さを知ったため損切ルールを明確にしたいと思います。
まとめ
本書を読み、内容を三つに絞り紹介しました。
ただ私の解釈を書いているだけでもあるので、間違っているかもしれませんがご了承ください。
より詳しく知りたい方は、お読みになることをお勧めします。
翻訳本ではないので、すらすらと読むことができました。(翻訳本は苦手です。。)
同様な手法をついて書かれた以下の本も読みました。

ミネルヴィニの名著も紹介しています。

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